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2014年の4月、リバプールがタイトル争いをしていた中でのチェルシー戦。ジェラードの滑りを何とか挽回しようと、リバプールは必死になって、あまり意味のないロングボールを前線へひたすら送り続けていた。
ジェラードも、リバプールはとても未熟で、その試合では自分たちの戦いかたが出来ていなかったと反省をしていた。
特に、ジェラードのコメントによると、モウリーニョ相手でも特別視はせず、他の対戦相手と同じように正攻法で攻めようとしていた。そしてその正攻法が機能しなくなったら、リバプールはパニックに陥ったのだ。
それから15ヶ月が過ぎて、色々なことが変わった。一つにはベンテケの加入があるだろう。彼はとても大きいストライカーで、ストーク戦を見る限りでは、彼がリバプールのプレースタイルに影響を与えていることは間違いなさそうだ。
そのことが一番良くわかるのが、ミニョレのフィードの変化。この前のストーク戦では、昨シーズンのアウェーでの、どの試合よりも、相手陣内へのロングパス成功数が多かった。
(ストーク戦では、相手のファイナルサードに4本のロングパスをミニョレは通した。昨シーズンのアウェーでの11試合では、この数が0本)
スカイの解説では、スーネスも空中戦での強さに関してコメントをしていた。
(ここから下はスカイでスタジオ解説をしたスーネスのコメント)
みんなバルセロナのようにプレーすることに強いこだわりをもっているが、全てのチームにイニエスタやシャビがいるわけではないだろう。適度に色々なスタイルを混ぜるのが普通だし、そうでないと対策をすぐにたてられてしまうんだ。
例えば常にディフェンスラインからボールを回す攻撃スタイルを貫いたとする。そうすると、相手ミッドフィールダーはプレスをかけ、前にボールを回させないようにするんだ。だから常に自陣でボール回しをする羽目になる。でも今のリバプールには攻撃手段が一つ加わったんだし、それを使わない手はないだろう。
対するキャラガーは、新しいリバプールのプレースタイルについて慎重な見方をした。
(ここから下は、同じくスカイでスタジオ解説をしたキャラさんのコメント)
確かに、色々な攻撃手段があるべきだ。でも今日のミニョレはほぼ全てのボールを蹴っているだけだった。全部のボールがただベンテケめがけて放り込まれていただけにも思われる。シーズン中盤以降は、そこらへんが鍵になってくるだろうね。
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まあ確かに、前線でああやって体を張ってくれる選手がいるのはありがたかったです。連携を含めて、まだまだという感じではありました。が、少なくともバロテッリみたいに体だけ大きくてボールキープはできない、というわけではなかったと思います。
それにしても、昨シーズンのアウェーの試合のうち、11試合でファイナルサード(要するに相手ペナルティーエリア付近)に一回もミニョレからボールを送り込めてないというのはショッキングですね(笑)。ずっとミニョレのフィードが悪いからかと思っていましたが、前線で体を張ってくれるフォワードがいるかどうかも重要みたいです。
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4 件のコメント:
そもそもスターリング・コウチ・ララーナの前線でロングボールとやかく言うのが間違いなんですよ。
こんにちは。ストーク線はベンテケめがけてロングボールというシーンが見られましたが、キャラガーの意見には賛同します。ボーンマス戦がどうなるかですね。
コメントありがとうございます。
確かにそうですね。その3人が前だった昨シーズンと比べるのは少しおかしい気もしますね。
それにまだ1試合しか終わってないですし、しばらくは様子見でしょう
Jacoさん
コメントありがとうございます!
まあベンテケはしっかりとボールキープできますから、使わない手はないでしょう。
ディフェンス陣でまともなボール回しできる選手もいませんし、ボーンマス戦でもベンテケめがけてロングボールというシーンが多く見られそうですね。
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