ただ、写真が多いので、少し重いかもしれません。どうかご勘弁を。
コップの裏口から入っていきました。日によって選手の入場口から入ったりと、いろいろかわっているみたいです。
メインスタンドのコンコース。普段ファンの人たちが飲み食いしているところの、すぐ隣の選手たちの控え部屋があるそうです。
選手たちのラウンジ。なんだか安っぽいレストランみたいでしたが、これでもだいぶ改良されたみたいです。その前はバーで、試合後(前もかな?)には選手たちがここで飲みまくっていたそうです。ただ、90年代になり選手たちはアスリートとして見られるようになったので、バーはやめ、その代わりにプレーヤーズラウンジに。
また、イギリスの選手たちは試合には家族はつれてこないのですが、90年代になると外国の選手たちがたくさん入ってきました。で、外国の選手たちは試合に家族たちもつれてくるのが基本なので、家族と選手がくつろげるようにと、この部屋を新しくしたみたい。その証拠に、こども向けの椅子とかもたくさんありました。
大昔には、ここにジムがあったみたい。ちなみにそのころは、メルウッドの練習場もなく、選手たちはここで練習をしていたみたいです。とは言ってもピッチではなく、メインスタンドの裏側で適当な練習をしていたそう。
プレスルーム。試合後の会見などは主にここでやるみたいです。テレビでみるよりもかなり小さかった。テレビカメラは正面を映すことしか許されていないみたいですが、裏側には簡易キッチンまでありました。しかも冷蔵庫にはコーラがたくさん。
写真には映っていませんが、プレスルームの一部は、昔はスパイクを置いておく部屋で、選手やコーチのコミュニケーションの場になっていたそうです。が、それを取り壊してからリーグが急に優勝できなくなったみたい。ラファが監督だったころは、その部屋(The Boot Room)をまた同じ場所につくる計画があったみたいですが、それも今ではないみたいです。Boot Roomについて詳しく知りたく、かつ英語を読む元気のあるかたをこちらもどうぞ。
ホーム側のドレッシングルーム。普段はスペイン人やブラジル人どうしで仲良くしていても、ここに来たらポジションごとに、決められた位置に座るのが伝統だそうです。写真では分かりづらいですが、椅子も良い素材ですし、床は決して滑らないようにできているみたい。そして、光は太陽光に似せた特別な光を使用して、エアコンはばっちりと効かせてあるそうです。
結婚指輪以外のアクセサリーは必ず外しなさい、とのこと。
ピッチ保護のため、練習の制限がこと細かに書いてあります。
インタビュールームは7つほどありました。ただ、どれもみんな小さい。
まあ、テレビカメラからも分かりますが、アウェーとホームのベンチが近いですね。
最後はアンフィールドの芝をお土産にもって帰りました。なんだか甲子園みたい(笑)。
昔のスタジアム入り口。コインを入れれば、まわせたみたい。
ビックイヤー。
まとめると、アンフィールドって伝統を大事にするスタジアムなんだな、と改めて感じました。豪華なつくりの部屋はまったくないですが、部屋の1つ1つに深い伝統があるのだと思います。一見したら分かりにくいようなところを、ガイドが色々と説明してくれるのがうれしいですね。そういう部分はなかなか写真だけでは伝わってこないので、是非スタジアム・ツアーに参加することをおすすめします。
また、となりにいたグループの人たちが、マンチェスターユナイテッドのロッカールームのほうが豪華だね、といっていたのにも納得です。ルーニー、スコールズ、RVPのような、子供の頃からファンだったチームや、お世話になったチームを裏切って、金と名声だけに憧れるような選手たちには、たしかにそういう豪華の施設が必要なのかもしれません。ただ、うちみたいにクラブそのもののに惹かれてきてくれるような選手たちがいるチームには、そんな施設はいりません。
豪華さはなくても、選手やスタッフたちのこのクラブにかける思いや情熱というのがひしひしと伝わってきます。質素だけれでも、伝統や情熱のあるこのスタジアムが、ずっと続くと良いです。
ただ、大きな問題が一つ。人が多すぎる。休日だからかもしれないが、1グループに50人ぐらいいるというのは、とても無理があるだろ。多くても20人ぐらいにすべき。まともに写真もとれないし、ガイドも一人一人の質問に答えている余裕なんてないし。おまけにガイドの声が小さいもんだから、なおさら困った。ガイドがしゃべってる途中に、おしゃべりをはじめる客たちもいたし。
というわけで、本当なら10点満点で8点ぐらいつけてもいいツアー内容なのに、この人の多さじゃ4点ぐらいですね。せっかく良い内容なのに、もったいない。
関連記事:The Boot Room、ジェラードのスタジアムガイド
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